団塊オヤジの短編小説Hatena

北海道在住の団塊世代のオヤジです。自宅庭の前に川が流れています。自宅庭の木花や野鳥の写真、豆知識、雑学、短編小説(原稿用紙16枚)など。ためになる記事はほとんどありません。日本創芸教育認定似顔絵師。

2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「生類憐みの令」について考える

「生類憐みの令」は、そのような名前の成文法として存在するものではなく、複数のお触れを総称してこのように呼ぶのだそうです。「犬」が対象とされていたかのように思われているが、実際には犬だけではなく、猫や鳥、魚類・貝類・虫類などの生き物、さらに…

「ねこの語源」について考える

「ネコ」の古名は「ネコマ」だったようだ。平安中期の辞書である『和名類聚抄(931年 - 938年:源順(みなもとのしたごう)が編纂)』に「禰古万」とある。「ネコマ」の「マ」が落ちて「ネコ」となったと考えられているが、その「ネコマ」、「ネコ」にもいろ…

「猫は何故化けるのか?」について考える

猫は犬などに比べ手先が器用で、歳をとると様々なことを覚え、扉を開けて出入りしたりします。 また、音も立てずに歩くこと、夜行性で夜出歩くこと、集会を開くこと、暗闇で目が光ることなどから、多少不気味なイメージがあったのでしょう。 猫は夜な夜な空…

「首に鈴をつけられた猫はどうなるのか?」について考える

猫の首に鈴を付けると言うアイディアを思いついたのは、猫にいじめられていたネズミたちであった。だが、誰が猫の首に鈴をつけに行くのか・・・。 実際に猫の首に鈴をつけると、猫にとってはとんだ迷惑であることをご存知だろうか。 これは、ネズミを捕らえ…

旅行で宿泊するのならば、旅館?ホテル?:今週のお題

「秋といえば、行楽の季節ですよね。 週末を旅行先で過ごされる方も多いのではないでしょうか。旅行する時は宿泊場所選びも楽しみの一つですよね。 みなさんが旅行する時の宿泊場所はどちらを選びますか?」 そりゃあやっぱ、旅館だよな。仲居さんが部屋まで…

「忠犬ハチ公の意外な死因」について考える

「かずさん」がコメントに「ハチ公」のことを書いたので、思い出したことをひとつ。 「忠犬ハチ公」については皆さんご存知のことと思います。彼は10年間も渋谷駅で主人お帰りを待ち続け、昭和10年に息を引き取りました。 彼を解剖したところ、胃の中から焼…

「犬の語源」について考える

「イヌ」の語源は、人間にまとわりついてきて、「何処かへ行け!」の古語「往ね(イネ)」が訛ったものだと言われています。 それではあまり可哀想ですよね。 そのほかには、いつも人間のそばに「居ぬる」から「イヌ」になったという説もあります。 イヌを犬…

「狛犬とは何か?」について考える

狛犬とは、神社に奉納、設置された空想上の守護獣像です。本来は「獅子・狛犬」といい、向かって右側が口を開いた角なしの「阿像」で獅子、左側が口を閉じた角ありの「吽像」で狛犬です。 この向かい合った形が、仁王像とともに「阿吽の呼吸」の語源であるこ…

「明治時代の犬の名はカメ」について考える

明治時代にポピュラーだった犬の名は「カメ」だったそうです。走るのが速い犬をのろまな「カメ」と呼ぶのは面白いですね。 しかし、これにはれっきとした理由があります。当時の日本人は欧米文化が入ってきて「ハイカラ」を好みました。何でも外国人の真似を…

「犬はいつから人に飼われているのか?」について考える

イヌは最も古くに家畜化された動物であると考えられています。手に仔犬(イヌかオオカミかはっきりしない)を持たせて埋葬された、1万2千年ほど前の狩猟採集民の遺体が、イスラエルで発見されているそうです。分子系統学的研究では1万5千年以上前にオオカミ…

「美犬・美猫はもてるのか?」について考える

犬や猫の飼い主は、自分のペットが美人だとかハンサムだとかおっしゃいますが、彼ら自身は仲間の「容貌」をどう思っているのでしょうか。 答えは、彼らにとって相手の「美醜」はまったく問題にならないそうです。 ならば、例えばセックスの相手など誰でもい…

「友禅菊」MY GARDEN 2010.10.21

ユウゼンギク(友禅菊) キク科 【高さ、花径、色】 ・ 50~100cm、2.5cmほど、薄い紫色 【花期、生育地】 ・ 8~9月、低地、畑地、道ばた、空き地 【分布】 ・北海道、本州 【特徴】 ・ 葉の大部分は無柄、心形の基部が茎を抱き厚く、表は濃緑、裏は淡緑…

サッカーと野球どちらを観るのが好きですか?:今週のお題

「もうすっかり秋ですね。秋といえばスポーツの秋。サッカーはザッケローニ監督のもと新生日本代表が始動し、野球はクライマックスシリーズが盛り上がっていますよね。みなさんはサッカーと野球どちらを観るのが好きですか?」 どっちって言われたって、比べ…

「犬が人の顔を舐めるのは何故か?」について考える

犬は飼い主の顔をよく舐めます。飼い主でなくても娘のうちの犬は、私が行くと飛びつくように顔を舐めるので閉口しています。 それを「親愛の情」として受け止め手いる人も多いと思います。しかし、犬は「親愛の情」というより「アナタに服従します」、と言う…

「何故犬の鼻は濡れているのか?」について考える

結論から言うと、犬の鼻がいつも濡れた状態にあるのは、嗅覚(きゅうかく)を鋭敏に保つためだそうです。 空気中には、匂いのもととなる微粒子や揮発性の物質が絶えず漂っています。これらの匂いのもとは呼吸とともに鼻の中に入ってきます。 これらの匂いを…

「天国」について考える

天国(てんごく)は、西欧の俗信において、キリスト教の唯一神と天使、聖人ら善き死者たちが行き、在する架空の場所を指す。人間は、敬虔なる信仰心と罪を犯さない無垢の人生をもって、はじめて死後に天国へ行けるという。 英語ではヘブン 〔heaven〕。 神の…

「閻魔王」は地獄の大王なのかについて考える

えんま【閻魔】 《(梵)Yama-raaの音写「閻魔羅社(えんまらじゃ)」の略》 えんま‐おう〔‐ワウ〕【閻魔王】 インド神話で、正法・光明の神。のち死の神と考えられ、仏教では、冥界(めいかい)の王、地獄の王として、人間の死後に善悪を裁く者とされる。閻魔。閻…

「地獄の沙汰も金次第」について考える

地獄の沙汰も金次第とは、元々、「お金さえあればどんな事でもでき、鬼(幽霊)にでも「ひき臼」を回させる事が出来る」と言う意味の中国語『有銭能使鬼推磨』から来ているそうです。 【註】 有銭能使鬼推磨 you qian neng shi gui tuimo ヨウチエン ノンシ…

「地獄」について考える

地獄(じごく、Skt(サンスクリット語): Naraka、音写:奈落)とは仏教における世界観の1つで最下層に位置する世界。欲界・冥界・六道、また十界の最下層である。一般的に、大いなる罪悪を犯した者が死後に生まるる世界とされる。 欲界(よくかい、skt:ka…

お米を買うときはどこで買いますか?

『最近はネットショッピングで何でも購入できるようになりとても便利になりましたね。お水や洗剤といったかさばるものを宅配してもらい買い物が楽になった気がします。日本人なら毎日食べるお米も持ち帰りが大変ですよね。そこでお米を買うときはどこで購入…

「稲妻」は何故「いなずま」なのかについて考える

いな‐ずま【稲妻・電】 ヅマ (「稲の夫ツマ」の意。稲の結実の時期に多いところから、これによって稲が実るとされた) 空中電気の放電する時にひらめく火花。多く屈折して見える。また、それが空に反映したもの。動作の敏速なさま、また瞬時的な速さのたとえ…

「大山鳴動鼠一匹」のルーツについて考える

泰山(たいざん)は中国の五岳の一つで、山東省にある。ちょうど日本人が富士山を仰ぐと同じように、古来より名山として敬われている。泰山(たいざん)には大きな山という意味もありました。 「泰山頽(くず)れ梁木(りょうぼく)折る」 「泰山卵を圧す」 …

短編小説『退屈刑事(たいくつでか)』

「歌舞伎に女優が登場しないのは何故か?」について考える

「歌舞伎」といえば、その創始者は出雲阿国(いずものおくに)であることはご存知の方も多いと思います。でも、考えてみてください、出雲阿国は、れっきとした女性です。何故、歌舞伎に女優が登場しなくなったのでしょう。 「歌舞伎」を男の役者ばかりで演じ…

「遅かりし由良之助」について考える

「遅かりし由良之助」という慣用句知っていますか? 若い人にとっては死語かもしれません。いえ、私だってこんなフレーズは口にしたことはありません。子供のころ年配の人が言うのを聞いたことはあります。 間に合わない、手遅れといった事態になると、こと…

「陶芸たたら板の語源」について考える

錬金術は、一説によると一世紀頃にアレクサンドリアあたりで発生したといわれる。冶金の技術は錬金術の基盤の主要な部分をなしており、その萌芽となるとさらに遡るようである。紀元前13世紀頃のバビロニアの粘土板にはすでに銅鉱石から銀を抽出する製法が記…

仮名手本忠臣蔵、「鮒侍」について考える

コイとフナはともに淡水魚を代表するような魚だが、コイが川魚の王さまのように扱われ、コイの滝登りとか五月のこいのぼりのように華やかな役どころが与えられているのに対し、フナの方は昔から泥臭いもののたとえとして扱われてきた。 江戸時代には意気地な…

「丁字路」について考える

一本の道がほぼ真横に延びるもう一本の道路に突き当たるところ、皆さんはなんといいますか? 「T字路(ていじろ:アルファベット)」と思っている人はいませんか。実は漢字で「丁字路(ていじろ)」が正しいのです。音も形も似ているために、最近の若い人は…

「運転手の隣の席をなぜ助手席」というのかについて考える

「助手席」という言葉の語源はというと、もともとはタクシー業界の業界用語だったのです。 大正時代、街中を流す交通手段は人力車がハバをきかせていて、タクシーなどとても珍しかった時代の話です。当時、タクシーには運転手と共にもう一人、客の乗り降りを…

「紅顔の美少年」について考える

美少年は、漢語あるいは日本語の単語である。広義では美少女も「美少年」なのです。そのため、広辞苑では「美少年」は記載してあるが、「美少女」は載っていません。(広辞苑は「美少女」を日本語として認めていないことになります。)しかも、「美しい人(…