神話・御伽噺・民話・伝説
■お供が犬、猿、キジだった理由 桃太郎が鬼退治に連れて行った旅のお供は「犬」「猿」「雉」です。 しかし、鬼と戦う仲間としてはちょっと物足りないというか、あんまり強そうに見えない仲間です。 鬼は牛の角を持ち虎皮のパンツをはいているという強敵です…
サンタクロースの妻・奥さん/英米など英語圏のクリスマス文化 「ミセス・クロース Mrs. Claus」は、サンタクロースの妻・奥さんに該当するキャラクター。アメリカやイギリスなど英語圏で定着しているクリスマス文化の一つ。イギリスでは「マザークリスマス …
クリスマスに活躍する妖精・トントゥを知っていますか? 妖精・トントゥはサンタクロースのお手伝いをします。 サンタさんだけでなく、お手伝いしてくれる妖精さんにも感謝しましょう。 12月に入り、クリスマスも近づいてくるころ、サンタクロースはプレゼン…
サンタクロースではなく「クリスキント」がプレゼントを持ってくる町があります。 ■クリストキントは幼子イエスが由来 クリストキントは、16世紀に宗教改革の父マルチン・ルターがカトリックの聖ニコラウス・デイに対抗して作ったキャラクターで、天使のよう…
「ブラックサンタクロース」という名前を聞いたことがあるでしょうか? サンタクロースと言えばクリスマスの代名詞であり、子どもたちにプレゼントを配ってくれる、嬉しい存在ですよ。 しかし海外のあちこちには、優しいサンタクロースと正反対の「ブラック…
日本民族の性意識 「古事記」には、男女の性交や女性器への言及など、性的な表現があちこちに散りばめられています。特に神代の場面に、頻出するのですが、それらを読んでも淫猥な感じは受けず、むしろほほえましいとの印象を抱きます。これは、古代の日本人…
青森県下北半島恐山の「いたこ」のことは、みなさんもご存知のことと思います。「いたこ」のシャーマニズムはどこから来たのか? 「卑弥呼」もシャーマンだったのか? シャーマニズムは、シベリアから東南アジアにかけての広範な地域に見られます。いずれの…
「因幡の白兎」には、何故ワニが出てくるのか? 不思議に思ったことはありませんか? 「そんなことは不思議じゃありませんよ。あれはサメのことです」 本当に鮫(サメ)なんでしょうか? 日本民族の起源については、さまざまな説があります。 もっとも有力な…
きのうの「人魚」の話で「天狗」が出てきました。今日は天狗について考えてみます。 各地の祭りでは、ほとんどどこでも天狗が登場して、神幸祭の行列を先導しています。長い鼻と赤ら顔の天狗の面をかぶり、一枚歯の高下駄をはき、色あでやかな衣装をまとった…
山口盆地に優美な稜線をみせている姫山には、地元でも有名な伝説があります。 姫山の登山口に、「大内さとづくりまちづくり推進協議会」が設置した説明看板があり、そこに、このように紹介されています。 「その昔、殿様が、美女を見初めて、無体な恋慕をよ…
12月22日~23日ごろは、太陽が冬至線の真上に直射する時です。今年は今日です。太陽が一番南に来て低い位置になる為、一年の中で昼の長さが最も短く夜が長くなります。 この頃から寒さもいっそう厳しくなり、いよいよ本格的な冬になるのです。日差しはこの日…
「徐福」は秦始皇帝の命令で不老長寿の妙薬を求めて日本に渡り、各地に地名や伝説などが残っているものの結局は見つけられなかったといわれています。 また、「徐福」が捜し求めた不老長寿の妙薬は「天台烏薬」ではないかとも言われています。 テンダイウヤ…
今から2200年前、中国が秦(紀元前778年 - 紀元前206年)の時代に「徐福(じょふく)」という人物がいました。 まだ、日本が縄文時代から弥生時代へと変わろうとしていた頃の話です。 司馬遷(紀元前145~86年)の『史記』によると、「徐福」は「斉の国(始…
「おむすびころりん」は、日本のおとぎ話の一。「鼠の餠つき」「鼠浄土」「団子浄土」などともいう。 山でおむすびを穴に落としてしまったおじいさん。穴に入るとネズミたちがいて、帰りに宝物を持ち帰ります。 そのことを知った隣のおじいさんは、同じよう…
貧しい少女カーレンは、病気の母親と2人暮らしえした。ある日、靴を持たない彼女は足に怪我をしたところを靴屋のおかみさんに助けられ、赤い靴を作ってもらいます。 その直後、看病も虚しく母親は死んでしまったのです。カーレンは母親の葬儀に赤い靴を履い…
「眠れる森の美女(仏語La Belle au bois dormant)」のタイトルで有名ですが、グリム童話では「茨姫」となっています。 よく姫が眠っていると誤解されますが、dormantは男性系の形容詞なので眠っているのは美女でなく、森だそうです。 あるところに子どもを…
『白雪姫』(しらゆきひめ、Schneewittchen、Schneeweißchen標準ドイツ語)とは、ドイツのヘッセン州地方の民話。後にグリム兄弟(ヤーコプ・ルートヴィヒ・カルル・グリム、ヴィルヘルム・カール・グリム)の『グリム童話』("Kinder und Hausmärchen" (KHM…
青ひげ(Barbe-Bleue:バルブ・ブルー[仏語])は、フランスのシャルル・ペローの『がちょうおばさんの話』(1697年)に収められている童話、およびその主人公の呼び名です。グリム童話の初版にも収録されていたが、二版以降では削除されたそうです。 むかし…
人類が誕生して間もない頃のことであった。奈良県の天理市あたり翁(おきな)と媼(おうな)がいた。契りを交わして三十年が過ぎても子供を授からずにいた。前世は人間ではなかったであろうが、きっと、悪行を重ねていたに違いない。だからこのような報いを…
昔々、あるところに大層蛤(はまぐり)をとるのが上手な男がいました。 名を茂吉と言います。 あるとき茂吉は海で巨大な蛤をとりました。 「こいつはでけぇ。きっと高く売れるぞ。」 しかし、良く見ると貝柱に傷がついているではありませんか。 「これは、可…
昨日に引き続き解説です!これからの解説はかなりややこしいことになっていますががんばって読んでください。 はちかづき〔ハチかづき〕【鉢かづき】 御伽草子23編の一。2巻。作者未詳。室町時代の成立とされる。母の臨終に鉢を頭にかぶせ られた娘が継母の…
河内の国 、交野郡寝屋というところに備中守藤原実高という大変裕福な「寝屋の長者」と呼ばれている人が住んでいました。 長者の屋敷は、東西十二町、南北四町、田畑は一千二百余町もありそれは立派なものでした。 備中守実高の奥方は、摂津の国鳴海の里の芦…
プロローグ 室町時代の物語を集めた『御伽草子』などによると、「酒呑童子」の姿は、顔は薄赤く、髪は短くて乱れた赤毛、背丈が6m以上で角が5本、目が15個もあったといわれる。 彼が本拠とした大江山(京都府にある山。京都市西京区と亀岡市の境に位置する。…
鬼女 《いったい何本の松があるのでしょう》 和泉式部は、細長く伸びた砂嘴(さし)に生えた松並木の眺めは、いつ見ても美しいと思った。天の橋立は、与謝(よさ)の海を真一文字に切っている。陸地と天の橋立によって阿蘇海という入り江がつくられる、稀に…
鬼同丸 綱が襲われる前年の冬、ある寒い夜に、頼光は弟の源頼信(よりのぶ)の屋敷に渡辺綱(わたなべのつな)・坂田公時(さかたのきんとき)・碓井貞光(うすいのさだみつ)・卜部季武(うらべのすえたけ)の四天王を連れて立ち寄った。 暖(だん)をとる…
茨木童子再訪と土蜘蛛 安倍晴明(あべのせいめい)の屋敷の庭は整然としている。他の邸宅のように苔むした岩や草が覆い茂った様子がない。まるで人工的につくられた感じなのだ。 晴明は無駄が嫌いであった。星の運行を見て吉凶を占うことは、一種の科学であ…
池田中納言の姫失踪事件 源頼光は、内裏に足繁く参内(さんだい)したり、蔵人頭と連絡をとりあったりして精力的に行動し始めた。 司令塔は一条帝というよりも、藤原道長と蔵人頭、藤原行成であった。 折しも、京では貴族の姫君が誘拐される事件や放火が相次…
大江山討伐 再び頼光邸に集まった五人に向かって頼光は三日間のあいだに練った策略案を披露した。 「この討伐は人数が多過ぎてはならない。大江山に入る道には至るところに酒呑童子の配下のものが見張っておる。むしろ我々は、小人数の修行中の山伏姿で行く…
酒呑童子無残 頼光たちは唖然とした。 というのは四つに区分けされた庭のそれぞれが、春夏秋冬を表して、春の桜、夏の蛍、秋の紅葉、冬の雪景色が一望のもとに見ることができたのである。 《今は晩秋なのに、あの春の桜や夏の蛍は本物なのだろうか・・・・》…
帰還 帰る道すがら、頼光は姫たちを諭(さと)した。 「京へ帰ったら、酒呑童子のことは話してはなりませぬ。まして酒呑童子を賛美することなどはもっての他ですぞ。酒呑童子はやはり鬼だったのです。酒呑童子を褒めることは貴女たちの父母を悲しませること…