「台所」のことを、「お勝手」と呼ぶのは、意外なことに弓道が関係しているのです。
弓道では弓を支える左手を「押し手」と呼び、もう一方の、自由に動かせる右手のことを「勝手」というそうです。
箙(えびら:矢を入れる道具)から矢を抜くことを「刈る」と言い、「刈る手」から転じて「勝手」になったと考えられるそうです。
この呼び方にちなんで、女性が自由に使える台所のことを「お勝手」と呼ぶようになったそうです。
かっ‐て【勝手】
[名]
1 台所。「―仕事」
2 暮らし向き。生計。「―が苦しい」
3 自分がかかわる物事のようす・事情。「仕事の―がわからない」「―が違う」「―知ったる他人の家」
4 弓の弦を引くほうの手。右手。左手より力が勝ちやすいからいう。引き手。
現代の女性は、台所だけではなく、リビングも寝室もいたるところを勝手に使っていますが、昔は女性の思い通りになる場所といえば、一切を任される台所しかなかったのです。
誰ですか、自分にも「お勝手」が欲しいよとお嘆きの男性は・・・。お察し申し上げます。
したっけ。
