団塊オヤジの短編小説Hatena

北海道在住の団塊世代のオヤジです。自宅庭の前に川が流れています。自宅庭の木花や野鳥の写真、豆知識、雑学、短編小説(原稿用紙16枚)など。ためになる記事はほとんどありません。日本創芸教育認定似顔絵師。

「年末ご挨 拶大晦日に“良いお年を”はNG?」について考える

団塊オヤジの短編小説」本日をもって年内の営業を終了いたします。

今年中にこのブログを訪れていただいた方全てに感謝申し上げます。

来年も引き続きご愛顧いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

年末のご挨拶の定番といえば?

 

■そもそも「良いお年を!」はどういう意味?

江戸時代は買い物の代金を購入したその場で払うのではなく、帳簿につけておいてもらい、お金がまとまって入った時などに支払うツケのシステムが主流でした。

ツケの支払いを年内に済ませられるか否かはとても重要なことだったため、今年の支払いは年内に綺麗に片付けてすっきりとした気持ちで良い新年を迎えましょうという挨拶が「良いお年を!」だったのだそう。

また、ツケ払い以外にも大掃除をして年神様をお迎えするなど、良い新年を迎えるためにやるべきことがたくさんあるため、そういったこともひっくるめて年内にやるべきことをしっかり済ませて、良い新年を迎えようねという気持ちを込めて「良いお年を!」と声を掛け合ったともいわれています。

 

そのほか、昔は1月1日にひとつ歳をとる数え年を採用していたため、「良い歳を重ねてね」という意味で使ったという説もあるんですよ。

 

■ビジネスの場ではなんという?

今でも今年のことは年内に片付けて、すっきりとした気持ちで新年を迎えたいという気持ちには変わりはないですよね。そのため、「良いお年を!」という挨拶は、意味としては問題なくビジネスシーンでも使うことができますが、そのままではくだけた印象です。

そのため仕事納めの際など、ビジネスの場で使う際には「良いお年をお迎えください」とお伝えするのが丁寧です

 

できれば、「本年も大変お世話になり、ありがとうございました。来年もよろしくお願い致します。どうぞ、良いお年をお迎えください」など、本年の感謝とともにお伝えしたいですね。

 

■「良いお年をお迎えください」は12月中旬~30日までの挨拶

本年の間にお会いするのは最後かな? という機会に、「良いお年をお迎えください」とご挨拶しますよね。

とはいえ、12月も半ばになってから使うのが一般的です。また、この挨拶が使えるのは12月30日まで12月31日の大晦日には、良い新年を迎える準備が整っているであろうことから使わないんですよ。由来を知ると納得ですよね。

 

12月31日のご挨拶は「本年も大変お世話になり、ありがとうございました。来年もよろしくお願い致します」とするのが一般的です。

 

なお、喪中であっても「良いお年をお迎えください」は問題なく使って良い挨拶とされていますが、気になる場合には12月31日と同様の挨拶とするのがいいですね。

 

いかがでしたか? 「良いお年をお迎えください」と先方から先にご挨拶いただいた場合には、こちらからも「良いお年をお迎えください」と返すのがスタンダードです。その際、○○さんもとお名前を付け加えるといいですね。

 

もちろん、こちらからご挨拶をする場合にもお名前を呼びかけてからのご挨拶はより心がこもった印象になりますね。しっかりご挨拶をして、しっかり〆て、良い新年を迎えたいですね。

 

それでは、みなさま、どうぞ良いお年をお迎えください!

大晦日に「良いお年を」はNG

 

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したっけ。